本年度で最終回 校長賞に大江(有馬中)、中野さん(成川小) きなん小中学生俳句コンク

 県立熊野青藍高校紀南校舎による「第8回きなん小中学生俳句コンクール」の入賞作品20点がこのほど決定。最上位である熊野青藍高等学校長賞には、熊野市有馬中学校3年の大江幸穂さんが詠んだ「盆終わり 静まり返る 家の中」、紀宝町成川小学校6年の中野希実さんが詠んだ「あきどなり 夕暮れの道 あるく人」が選ばれた。熊野青藍紀南校舎の福田英成校長が、受賞者を訪ねて表彰状を贈った。なお、平成30年度から開催してきた同コンクールは今回で最終回に。全8回で延べ129校の小中学生から約8000句が寄せられたことに感謝した。

 県内初のコミュニティスクールである紀南高校の取り組みの一環で、地域の児童生徒が俳句づくりを通じて表現力を高め、豊かな感性を育むことが目的。「夏から秋へ移りゆく季節の中の風景、動物、草花、行事、遊びなど、見たり感じたりしたこと」をテーマに、本年度は熊野市・南牟婁郡の小学校9校140人から242句、中学校7校466人から715句の応募があり、御浜町俳句会の審査のもと小中学校から10句ずつ入賞作品を選出した。

 最高位にあたる校長賞に選ばれた大江さんの句は、お盆で帰省した4人の兄や姉が、少しずつ都会へと戻っていく寂しさを表現。また中野さんの句は、夕暮れの真っ赤な空の下を歩く後ろ姿を表現した。

 福田校長は大江さんの句を「にぎわいと静けさが対比され、楽しい時間が過ぎ去った後の余韻や日常へ戻っていく気持ちの変化が感じられる素晴らしい作品」、中野さんの句を「厳しい夏から秋に移り変わる穏やかな雰囲気を、誰にでも想像しやすく的確にとらえた素晴らしい作品」とそれぞれ評価。受賞を受けて、大江さんは「まさかもらえるとは思っていなかった。自信をつけて、色んなことに励んでいきたい」、中野さんは「俳句で賞を取るのは初めて。本当かなと信じられないくらいビックリしました」とそれぞれ語った。

 なお、有馬中からは大江さんのほか、堀梨緒奈さん(3年)と山本紗矢さん(3年)が佳作、妻有汰紋さん(2年)が同高校の生徒会特別賞を受賞した。

 入賞作品は今後、道の駅「紀宝町ウミガメ公園」に展示する予定だという。入賞は次の皆さん。

 ▼小学生の部▽校長賞=中野希実(成川小6年)▽御浜町俳句会賞=岡崎廉士(相野谷小5年)▽紀宝町ウミガメ公園賞=髙山和花(鵜殿小4年)▽優秀賞=濱中絢成(新鹿小2年)、福山結子(鵜殿小5年)▽佳作=濱地結菜(尾呂志学園小6年)、福山賀子(鵜殿小1年)、瀧之上あさひ(同6年)▽生徒会特別賞=更谷香咲(新鹿小5年)、川﨑柚奈(鵜殿小同)。

 ▼中学生の部▽校長賞=大江幸穂(有馬中3年)▽御浜町俳句会賞=倉本琉希(矢渕中2年)▽紀宝町ウミガメ公園賞=上西千乃(同)▽優秀賞=松川虎煌(入鹿中3年)、中田千晴(矢渕中同)▽佳作=堀梨緒奈(有馬中3年)、山本紗矢(同)、澁谷希愛(阿田和中3年)▽生徒会特別賞=妻有汰紋(有馬中2年)、西垣戸心悠(御浜中同)。

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