熊野市議会は14日、5月臨時議会を開き、新議長に大橋秀行議員(75歳、無所属)、副同に岩本有史議員(67歳、無所属)を選んだ。
4月19日の改選後初の議会のため、議長が決まるまでの議事は最年長の大橋議員が進行した。開会を前に河上敢二市長が当選した議員に祝意と敬意を表すとともに「本市を取り巻く状況は過疎化・高齢化の進展、物価高騰により低迷する社会経済情勢も相まって大変厳しい。総人口が1万4521人、高齢化率約46%の超々高齢化社会。最優先すべき課題は人口減少への対応で、危機意識を持って効果的な対応を進め、地域社会の維持や人手不足への対応など成果を上げていかなければなりません。短期的には物価上昇に対し経済を支える支援、中長期的には人口減少に加え働く場創出、高齢者福祉、健康づくり、子育て支援、防災対策を引き続き最重要課題に取り組んでまいりたい。市政運営に格別のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます」と挨拶した。
引き続き、市幹部と議員がそれぞれ自己紹介。休憩をはさみ、正副議長選挙へと移った。議長選挙は投票で行われ、投票総数12票の内、有効投票12票。大橋議員が8票、川口朋議員が4票を得た。大橋議員は2014年に初当選。現在4期目で初の議長。これまで副議長や議会運営常任委員長などを歴任してきた。
副議長選挙は有効投票12票の内、岩本有史議員11票、松田唯議員が1票を得た。岩本議員は2022年に初当選し2期目。これまで産業教育常任委員長などを務め、副議長は初めて。
大橋議長は「私以外の若い女性に期待された議員もおられたのは事実。議員の声にも耳を傾けながら議会改革を進めたい。人口減少対策はこれから何年もかけて取り組まなければならない課題。46億円規模の予算で取り組む熊野アグリパーク事業の成否が今後の市の将来を決定づけるとも言えます。何が何でも成功させなければならない。住民と行政の結びつきを確実なものにする接着剤となるのが議会の第一の役割と思っています。議会、住民、行政の力を束ねワンチームに。若い新人、中堅、議員の皆さんの力が市発展の原動力となる議会を目指したい」と決意表明した。
岩本副議長も「責任の重さを感じています。今後は議長をしっかり補佐し公正かつ円滑な議会運営に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶した。
議案では専決処分2件、クリーンセンターの塵芥収集車2台を指名競争入札により三協自動車株式会社(井戸町)から1900万8千円で購入する財産の取得の計3議案を可決した。市監査委員の選任や紀南病院組合議会、紀南介護保険広域連合議会、東紀州環境施設組合議会、三重県後期高齢者医療広域連合議会の各議員の選挙も行われた。

