県立紀南高校(福田英成校長)の3年次選択科目「地域創造学」受講生を対象とした、「紀州犬の輪プロジェクト」に関する地元有識者との協働授業が5日に開かれ、御浜町在住のクリエイティブディレクター・西村司さんが講師として来訪。生徒たちに指導や助言を行った。
プロジェクトは、国の天然記念物で御浜町阪本地区がふるさとと言われる紀州犬のブランド化を図り、地域活性化と観光資源を推進するとともに、保護・普及の支援につなげるための取り組み。これまでの授業では昨年度に続く第2弾の企画として、生徒たちからスイーツ「ましろ日和」とグッズ「マンの着付け」の発案があり、今回は市場に売り込むためのブラッシュアップを図るべく、西村さんの指導を仰いだ。
西村さんはまず「『お土産』の観点では、10代~40代の観光客にどう届けるか。昔はスペックが重視されたが、今はストーリーの時代。応援したくなるストーリーを考え、SNS等で発信することが良いのでは」などと助言。その後もプロモーション展開や製造コストと価格設定など幅広く助言し「単にかわいいお菓子ではなく、コンセプトとデザインの差別化も必要では。紀州犬が持つ独自性や強みへ、いかに繋げるかというストーリーを考えるともっと良いものになるのでは」などと伝え、生徒たちも熱心に耳を傾けるとともに更なる助言も求めていた。
今後、秋に開かれる御浜みかん祭りでの販売へ向けて取り組みを進めていく予定。同校では「スイーツを共同販売していただけるお菓子屋さんを募っています。和・洋問わず、ぜひご協力いただきたい」と幅広い事業所に対して協力を求めた。

