令和8年度熊野建設事務所優良工事表彰及び優良工事表彰(若手部門)の表彰式が16日、熊野市井戸町の県熊野庁舎であり、4事業所と4人の技術者を表彰した。
この表彰は県と建設業協会が連携して進める「新三重県建設産業活性化プラン」の取り組みの1つで、同事務所発注の建設工事において優良と認められる工事の受注者及び技術者を表彰するもの。令和3年度からは40歳未満の若手技術者の技術力向上に対する意欲を高め、将来の建設産業を担う技術者を育てることを目的として、若手部門も創設した。
本年度表彰を受けた工事は▼有限会社桂建設及び前川三郎さん(監理技術者)=一級水系新宮川水系桑谷川砂防(付替林道工)工事▼﨑建設株式会社及び﨑幸男さん(監理技術者)=鵜殿港海岸海岸堤防老朽化対策緊急工事▼有限会社森組及び英雄人さん(主任技術者)=主要地方道七色峡線(神川4工区)道路改良工事▼ユウテック株式会社及び中村祐貴さん(監理技術者・若手部門)=一般県道小船紀宝線災害防除施設工事(2号箇所)その3。
表彰式では同事務所の高波瀬吉弘所長が「施工時における安全確保はもとより、施工管理や出来栄えなど総合的に優れ、他の受注者の模範となるものとして選定させていただいた。今後も公共事業における品質の確保や技術力の向上に努められ、管内建設業者の〝牽引車〟としての活躍を期待しています」と挨拶し、表彰状を授与。表彰を受けた事業主や技術者らはそれぞれ、今後も品質向上や安全第一の工事などにまい進する決意を語っていた。各工事の表彰概要は次の通り。
▼熊野市五郷町地内、一級水系新宮川水系桑谷川砂防(付替林道工)工事=土石流危険渓流に砂防堰堤を構築するに先立ち、林道を付け替えるもので補強土壁等を構築する工事。高所での硬岩掘削や地山からの湧水対策が課題だったが、綿密で丁寧な施工管理のもとで出来形や品質の確保に努め、安全かつ円滑に完成。
▼鵜殿港海岸海岸堤防老朽化対策緊急工事=紀宝町鵜殿地内で海岸堤防のひび割れ等による老朽化箇所の補修を実施する工事。鵜殿港内4か所での補修で、同時に複数個所で並行した工事の施工になるとともに、定期的に開催される地域イベントと工程調整を行いながらの施工となったが、関係機関との密な連絡体制の構築と適切な工程管理により安全かつ円滑に工事を完成。
▼熊野市神川町地内、主要地方道七色峡線(神川4工区)道路改良工事=現道の幅員狭小や線形不良区間を解消するために、補強土壁等を構築して現道を拡幅する工事。当該箇所は現道沿いの狭隘な現場で、かつ、現道を交通規制せずに施工する必要があったことから、掘削時の仮設計画等綿密な施工計画を立案し、安全かつ円滑に工事を完成。
▼紀宝町浅里地内、一般県道小船紀宝線災害防除施設工事(2号箇所)その3=紀宝町浅里地内で、道路法面上部に点在する転石の落石対策を目的に、落下した転石を補足するポケット式落石防護網や落石防護柵を設置する工事。施工期間中は現場の制約上、全面通行止めとする必要があり、周辺自治会や飛節の滝キャンプ場といった関係各所との調整に主体的に取り組むとともに、地域住民からの要望等にも柔軟に対応した。また、熱中症対策としてNETIS登録品の活用、現場環境改善にも積極的に取り組み、円滑に工事を完成。

