高野連の中高連携講習会 地域の野球を盛り上げよう 高校生と中学生が共に汗

 三重県高野連主催による令和7年度中高連携講習会が1月24日、御浜町の紀南高校グラウンドで開催され、木本・紀南・熊野青藍高校と尾鷲高校の野球部員、尾鷲市から紀宝町までの中学生で構成する熊野ベースボールクラブの団員計約70人が参加した。

 講習会は高校野球部の指導者や選手たちによる中学生向けの野球教室。これまで松阪地区などで行われており、牟婁地区からはこれまで指導者の参加はあったが、遠方ということもあり中学生の参加は無かった。野球人口も減少している中「地元で野球を続け、牟婁地区初の甲子園へ」と、この地方での開催に至ったという。

 開会にあたり木本・紀南・熊野青藍高校の上東亮介教諭が「熊野で野球をする人が少なくなってきている。この機会を通して地元で一緒に頑張りましょう」と呼びかけ、三重県高野連南地区副地区委員の玉井精博さんも、これまでの100年を考え、これからの100年に繋ぐ高野連の取り組みを紹介し、挨拶した。

 講習会は木本・熊野青藍・紀南の畠義和、上東亮介、濵野瑛史、大橋侑哉各教諭、尾鷲の伊藤大希、井上裕貴教諭が指導。はじめに中学生と高校生が交流しながらウォーミングアップを行い、判断力を試される形式のダッシュなどで息を弾ませた。続いて中学生1・2年生は軟球、3年生と高校生は硬球を持ってキャッチボール。その後は「判断力」をテーマとしたケースバッティング練習が行われた。

 このケースバッティングは無死1・2塁、無死満塁などに加え、逆回り無死1・2塁など〝脳トレ〟の要素も加えたもの。デモンストレーションで高校生が手本を見せ、その後は高校生がランナーの補助に入りながら、中学生が守備や打撃、走塁に取り組んだ。最後は高校生の活気あるシートノックを見学し、高校野球の雰囲気を肌で感じ取っていた。

 終了後は高野連から中学生に昨夏の大会冊子などがプレゼントされ、木本・紀南・青藍の平野空雅主将が「今日の練習を見て、参考にできるものがあるかはわかりませんが、あれば良いと思ったところは取り入れて、試合に活かしてください。一緒にこの地域の野球を盛り上げていきましょう」と挨拶。熊野BBCの山本響主将は「県大会では接戦で悔しい思いをしてきました。自分自身はけがで今回の練習に参加できなかったけど、プレーだけじゃなく、それ以外の部分でも参考になるところが多かったです。それを生かして、県大会優勝という目標を達成していきたい。先輩たちも甲子園を目標にして、お互いに頑張っていきましょう」と応じた。

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