秋の近畿高文祭に出品 森本さんが見事特選 木本高校書道部 県高校生徒・教員展

 三重県立木本高校書道部の森本奈央さん(2年、有馬中出身)が第51回三重県高等学校書道部門生徒・教員展で見事特選に輝いた。森本さんは11月の第44回近畿高等学校総合文化祭福井大会に三重県代表として選出され、さらなる高みを目指し研鑽を重ねている。

 同展は県教委などが県内の高校の書道部員、クラブ顧問並びに書道教員の作品を一堂に展示し、書を学ぶ高校生が交流を深めるとともに友情を育む場とすることなどで、書道教育の振興を図ることを目的に開催。第51回展は1月27、28両日、県立美術館で行われた。

 森本さんは中国・唐代の書家・顔真卿(がんしんけい)の書「自書告身」の臨書に挑み、縦228㌢、横53㌢の紙に16文字を力強く躍動させた。1年生の秋から顔真卿の書を練習し始め、昨年11~12月にかけて生徒・教員展への出品作品を完成させた。

 顔真卿の書は「蚕頭燕尾(さんとうえんび)」が特徴。その名の通り、書き出しの起筆が蚕みたいに丸く、最後の払いは燕の尾の様に2つに分かれるという。森本さんは「丸みの表現や払いなど蚕頭燕尾を意識しました。かすれの部分の表現にこだわり、近畿高文祭にはもっといい作品を仕上げたい」と意欲を燃やした。

 小学校1年生から書道を始め、JR熊野市駅前の西書道教室に通っている森本さん。特選の知らせに「すごく嬉しいと同時に安心したという気持ちもありました。今まで賞をとったことがなく、努力が報われたんだと嬉しい」と喜んだ。書道について「達成感があるところが好き。先生に字を褒められると嬉しい。今まで出来なかったことが書けるようになる時が楽しい」と目を輝かせた。

 木高書道部の山本高子顧問は、森本さんの作品を「大きな字なので少しのミスが目立つ作品。ダイナミックな線を意識しながらも、繊細さを持って攻めています」と評価し、今後の成長に期待を寄せていた。

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