難関突破のお守り 紀勢国道事務所有馬中3年生に貫通石贈る

 国土交通省紀勢国道事務所(井上英俊所長)は29日、熊野市有馬中学校(伴充校長)の3年生59人に、難関突破や努力成就の願いを込めた「貫通石」のお守りを贈った。生徒たちは中学校最後の中体連や受検を前に、力強いエールを受け取った。

 贈られた貫通石は、国道42号熊野道路・熊野第2トンネル(仮称)の掘削工事で、今年3月17日にトンネルが貫通した際に掘り出されたもの。トンネルが幾多の困難を乗り越えて貫通したことから、「困難を切り開き、壁を突破する」象徴として、合格祈願や成功祈願のお守りに用いられている。また、神功皇后が石により無事に出産したとの伝承から、安産のお守りとしても親しまれている。

 有馬中3年生は昨年度、このトンネル工事の現場を見学しており、今回の贈呈はその縁で実現した。贈呈式には井上所長はじめ施工を担当した熊谷組の関係者らが出席。井上所長は熊野道路整備の意義や紀勢国道事務所の役割を紹介し「貫通石は、一生懸命困難な道を切り開いた先に生まれたものです。努力を続けている皆さんへの応援の気持ちを込めて持ってきました」と激励した。

 伴校長は「3年生は昨年、トンネル工事という貴重な現場を見学させていただきました。その上、貫通石までいただき大変ありがたく思います。今週末には中体連も控えており、困難に立ち向かう勇気をもらえる絶好のタイミングになりました」と感謝を述べた。

 井上所長は3年生を代表し、学級委員の濱田諒さん、桃原花菜さん、久保環奈さん、橋本航汰さんへ貫通石のお守りを贈呈。濱田さんは「貫通石という心強いお守りをいただき、ありがとうございます。大切にしたい」と謝辞を述べ、生徒たちはそれぞれ決意を新たにしていた。

 7月2日には木本中学校でも3年生に貫通石が贈られる。

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