第12回「オール熊野フェスタ」が24日、熊野市駅前で開かれ、市内外から約1万2千人(主催者発表)の来場者で賑わった。会場には家族連れや若者、高齢者らが詰めかけ、特産品販売や多彩なステージイベントを満喫。恒例の「みんなでめはり『新記録に挑戦』」では、670人の参加者が集まり、会場は大きな歓声に包まれた。
熊野市と同フェスタ実行委員会(寺前孝祐実行委員長)が主催。「絆・賑わい」をテーマに、市内全域の物産や芸能を一堂に集め、地域住民の一体感醸成と地域活性化につなげる目的で開催した。
会場の「オール熊野マルシェ」には、市内各地の特産品や郷土の味覚が並び、友好都市の奈良県桜井市、広島県熊野町、連携都市の宮崎県日向市からの出店も人気を集めた。熊野市井戸町出身で東京都の人気イタリア料理店「ラ・ビスボッチャ」料理長を務める井上裕基さんのブースには、今年も長い列ができた。
子ども向けコーナーでは、にいひめちゃんトランポリンやボルダリング体験、「MIX熊野」の釣り堀などが人気を集め、会場各所で笑顔が広がった。記念通り周辺では「いこらい市」も同時開催され、多くの人が買い物を楽しんだ。
ステージはM’sのダンスで華やかに開幕。オール熊野合唱団、紀州舞踊隊、木本節保存会、アクティブ体操クラブ、「PHAT DANCE STUDIO」、松原神楽保存会が次々に出演し、地域色豊かなパフォーマンスを披露した。奈良県桜井市の「大和すくね相撲甚句会」や、宮崎県日向市と熊野市愛好会による「ひょっとこ踊り」も観客を魅了した。
来賓紹介では河上敢二市長と鈴木英敬衆議院議員が盛況を喜び祝辞。日向市の西村賢市長も登壇し、熊野市との交流を喜んだ。二木島町ゆかりで三栄港運株式会社(千葉県木更津市)の松田甚一代表取締役から熊野市へ200万円の寄付が贈られる場面もあり、河上敢二市長に目録が手渡された。会場からは大きな拍手が送られた。
午後からは書家アーティスト智遊&木本高校書道部や、市民ら有志による「みんなで踊ろう!笑顔のフラダンス」「みんなで歌おらい!歌好き全員集合」「みんなで踊ろう!『カリスマックス』」で盛り上がった。M’sも再び登場。熊野青藍高校吹奏楽部が心地よい音色を響かせ、名古屋市を拠点に活動するバンド「イワズモガナオオトカゲ」、地元熊野市の人気バンド「プリティマンボウ」のステージでは観客らがステージ前で音楽に身を任せる姿も見られた。
恒例の「みんなでめはり『新記録に挑戦』」は昨年の660人を上回る670人の来場者が一斉にめはり寿しをほおばり、会場が一体感に包まれた。フィナーレでは寺前実行委員長が多くの来場者とスタッフに感謝の挨拶。最後は恒例のもちほりで締めくくられ、来場者は笑顔で祭りの余韻を楽しんでいた。

