“どの庭見ても綺麗だな” オープンガーデンツアー

 ガーデニングを楽しむ家庭が自慢の庭を観光客や市民らに開放する「オープンガーデン熊野2025」が5月6日(火)まで熊野市内23ヵ所の家庭や事業所で開かれている。23日はオープンガーデンツアーが行われ、色とりどりの愛情伝わる花壇巡りを満喫した。

 くまの花いっぱいネットワーク(南佳壽会長)によるオープンガーデンは毎年、楽しみにしているリピーターも多く、花を愛でるととともに市民と来場者が交流を深める場にもなっている。

 この日のオープンガーデンツアーは午前と午後の2部制で行われ、遠くは名古屋市や松阪市などから午前の部に15人、午後の部は18人の参加があった。夜中から朝にかけて雨が降ったがツアー開始時には上がり、午前の部は木本、井戸町の9ヵ所、午後からは有馬、金山、久生屋町の11ヵ所を巡った。

 午前中は熊野市観光案内所と駅前特産品館を皮切りに、みどりや、林さん方、和田さん方、鬼ヶ城センター、吉村さん方、松島さん方、おもてなし館を訪問。林さん方ではモッコウバラやペチュニア、ラナンキュラス、バーベナなど、和田さん方ではオレガノやイベリス、クラスペリア、エゴノキ、ストラビランテなどの美しい花が映え、参加者が興味深く観察していた。

 午後からは小西さん方をスタートし、お綱茶屋、和田さん方、たんぽぽ、杉松さん方、田中さん方、南会長宅、平野さん方、中島さん方、くろしお学園、島田さん方を順次訪問。行く先々で南会長からの解説を仰ぎながら、庭めぐりを楽しんでいた。

 南会長によると各家庭の庭にはまだこれから開花を迎える花もあり、ゴールデンウィークも十分に楽しめるとのこと。参加者の女性は「どの庭もすごく綺麗に手入れされていて、素晴らしい。見たことのない花もあり、解説を聞くのも楽しかった」と話していた。

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