宮川が再び大蛇行 ウミガメ来やすい浜に 大泊海水浴場 若山さん浜割りに汗

 熊野市大泊町の大泊海水浴場でる2020年以来の宮川の大蛇行が発生している。アカウミガメの本格的な産卵シーズンを前に、同海水浴場でのウミガメ保護や清掃活動に取り組む若山澄夫さん(81)が海岸を元の姿に戻そうとシャベルを手に浜割り作業に奮闘している。

 同海岸では平成25年の初夏、11年ぶりにウミガメの産卵が確認された。その後も5年続けてかわいい赤ちゃんガメが誕生したが、2018年以降は産卵が確認されていない。

 2020年にも大泊の海へと流れる宮川が大蛇行。砂浜の海岸を分断する形で河口閉塞した。ウミガメが産卵しやすい場所も河川の蛇行により分断された。その際も若山さんがシャベルを手に水の流れを戻そうと浜を割っている。

 今年も河川から海に流れ込む水量と、波の影響か宮川が海岸沿いで大蛇行。ウミガメの産卵地への浜も分断されていることから、若山さんが「少しでもウミガメが産卵しやすいように」と活動を開始した。

 9日は朝から若山さんがシャベルを手に、閉塞した宮川と海辺の間を一人、掘り進めた。5月とはいえきつい日差しの下、黙々と作業に励んだ。若山さんは「ウミガメがまた産卵に来てくれる日が楽しみです」と汗を拭い話していた。

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