安全安心の施設に 紀宝 鵜殿保育所安全祈願祭

紀宝町立鵜殿保育所の新築工事安全祈願祭が10日に行われた。造成工事が完了し、来年内の完成を目指し、いよいよ本体工事が始まる。

 現在の鵜殿保育所は1980年に建築され、老朽化が進むとともに津波の危険性が懸念されている。このため、町は安心安全な学びの場を確保するため、町生涯学習センターまなびの郷近くに移転を決めた。設計監理は日新設計、施工者は夏山組(建築)、新宮電気工事(電気設備)、前地水道工業所(機械設備)。

 安全祈願祭には西田健町長や向井健雅町議会議長はじめ町議、辰巳尚鵜殿区長、施工業者、保護者、地元代表者ら34人が参列。中村神社の濵中孝成宮司が斎主を務め、神事を進行した。

 地鎮の儀では日新設計の出口基樹代表取締役が刈始、西田町長が穿始、夏山組の夏山晃一代表取締役が堀始の儀をそれぞれ営み、工事の安全を祈願した。

 西田町長は「本町の宝である子どもたちの賑わいがこだまする保育所、安全安心な保育所として、また、ご利用の保護者の皆様の子育て支援につながる施設としていくためにも、今後とも皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます」と挨拶した。

 新園舎は海抜14㍍の位置に建てられ、鉄骨造平屋建てで延床面積1211・5平方㍍。内装は木のぬくもりを感じられるような構造にする。0歳~5歳児まで年齢ごとに分かれた6つの保育室、相談室、中庭、屋外遊技場、プールなどを配置する。

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