任期満了に伴う御浜町長選(9月22日告示、27日投開票)に、元副町長の東地正登さん(59歳、無所属、下市木)が22日、記者会見し立候補を表明した。
東地さんは御浜中学校、木本高校、愛媛大学農学部を卒業後、平成3年に御浜町役場へ入庁。農林水産課長、健康福祉課長、調整監兼健康福祉課長を歴任し、令和7年4月から副町長を務めた。町長選出馬に向け、今月19日付で副町長を辞職した。剣道教士7段、紀南剣道連盟理事長、三重県剣道連盟理事。
出馬理由について東地さんは長年の行政経験や副町長としての職務を通じ、町の豊かな自然や全国に誇るミカンや梅などの農産物、支え合う住民の力に大きな可能性を感じる一方、人口減少や少子高齢化、地域医療、防災、産業振興など多くの課題があると指摘。「これまで培ってきた行政経験を生かし、町民の皆さまとともに新たな御浜町を築いていきたい」と決意を語った。
目指す将来像には「活力ある元気な町」を掲げ、「御浜町を みんなで 未来へ」を基本理念に設定。「One Town(ワンタウン)」「One Team(ワンチーム)」「One Tomorrow(ワントゥモロー)」の考え方をもとに、町民や議会、事業者、各種団体と連携したまちづくりを進める考えを示した。
政策の柱には▽子どもたちと健康を未来へ▽生活と安全を未来へ▽活力と魅力を未来へ▽人と地域を未来へ―の4項目を掲げた。子育て支援や新統合小中学校の整備、地域医療の充実、高速道路や上下水道など生活基盤整備、南海トラフ地震への備え、農業や観光振興、雇用創出、人材育成やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進などに取り組む方針を示した。
また、最大の課題として人口減少を挙げ「人口減少に抗うのではなく、しっかり対応していくことが大切。住民が住んで良かったと思える持続可能な町づくりを進めたい」と述べ、人材育成に力を入れる考えを強調した。
一方、大畑覚町長から後継指名を受けたのかとの質問に対しては、「直接の指名や依頼を受けたことはない」と説明。ただし、長年町政を共に担う中で「町長になることを考えてみたらどうか」と声を掛けられたことはあったと明かした。
志原地区の津波避難タワーや市木消防車庫問題への対応については、「現在も町長の任期中であり、今後の状況を見ながら私なりに考えていきたい」と述べるにとどめた。
御浜町長選を巡っては、大畑町長が今期限りでの退任を表明しており、東地さんが初めて正式に出馬を表明した。

