活動10年の5組織を表彰 活動充実へ理解深め 第6回熊野地域のつどい

 三重県熊野農林事務所は28日、熊野市井戸町の県熊野庁舎で「多面的機能支払活動『第6回熊野地域のつどい』~安全に注意し、様々な活動を積極的に活用しよう~」を開催。各地域で活動に励む14組織の代表者と行政職員ら約40人が参加し、講演やグループディスカッションなどで情報発信を含めた地域住民の参画を促す取り組みなどについて意見を出し合った。

 熊野地域で多面的機能支払活動に取り組む活動組織が相互の情報交換等を行うことで、農業農村を守る活動により一層取り組んでもらおうと開催しているもの。多面的機能支払活動とは、農地法面の草刈、水路の泥上げ、水路や農道の軽微な補修など、農業や農村が有する多面的機能の維持・発揮を図るための地域の共同活動に対する国や県、市町からの支援(多面的機能支払交付金)を受けて実施する活動。管内では本年度時点で21組織が活動中で、新年度からは23組織に増加するという。

 開会にあたり同事務所の三浪正人所長が「皆さんと行政が相互に情報交換しあって課題の共有や解決の糸口をみつけ、地域のあるべき姿を考えて頂くきっかけになれば。今回は安全管理や田んぼダムをテーマとしており、地域資源が適切に維持され、多面的機能の発揮を十分に行っていただくことを期待したい。様々な取り組みが中山間地域の発展へ大きな波及効果のあるものと期待し、組織の負担が少しでも軽減できるよう支援していきます」と挨拶した。続いて10年にわたって活動を継続している熊野市の「平本郷溝組合」、紀宝町の「子安の里の会」「広田農地保全活動会」「平見池農地保全活動会」「浅里環境保全協議会」を表彰し、第16回みえのつどいで農村環境部門での表彰を受けた五郷環境を守る会の取り組みも紹介。水土里ネットみえの内山雅仁さんが「安全管理の徹底について」をテーマに講演した。

 内山さんは事故発生件数の推移などを示し「草刈り期の事故が最も多い。複数人で草刈りをする場合は15㍍以上離れ、斜面は特に注意が必要。事故の発生場所としては水路と農道が8割を占めており、特に水路での作業は安全管理の徹底を。転倒・転落に次いでは蜂刺されが多い」などとして事例を挙げて注意を促した。

 引き続き三重県農山漁村づくり課の諸岡清佳係長が「『田んぼダム』事業について」をテーマに講演。最後は多面的機能支払交付金を最大限に活用するため、活動組織から寄せられた質問内容をまとめたクイズ形式のワークショップも行い、多面活動の充実へ理解を深めていた。

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