令和7年度第3回「紀宝町立学校の適正規模・適正配置検討委員会」(辻至委員長)が21日夜、町役場で開かれた。これまでの協議をもとに2月中をめどに教育長に答申する基本方針案をまとめた。
同委員会は児童生徒にとってより良い教育環境の整備を目的に、2023年度に設置された組織。町内の各小中学校のPTA会長、育友会長、学校運営協議会長、小学校長会の代表ら23人で構成されている。
紀宝町内には小学校5校(成川、鵜殿、神内、井田、相野谷)と中学校2校(矢渕、相野谷)がある。このうち成川、神内、相野谷の3小学校は複式学級。5年後の町内の小学校入学予定者数は35人と見込まれており、将来的な統合等の必要性が検討されている。
第3回会議では辻委員長が「答申まで最後の委員会。一つひとつ確認したい」と挨拶。委員に行った意向調査結果が報告された。それによると、検討委員会の答申案の適正規模については▽A案「3名以下は次年度より入学生を募集しない」が3票▽B案「町内小1校、中1校が望ましい」「町内小1校程度、中1校程度」「そのほか町内小2校、中1校が望ましい」が合計11票▽C案「中学校区を残し、小1校中1校ずつとする。相野谷中学校区については小中一貫校とする。中学校は自由選択制とする」9票だった。
引き続き、基本方針(案)・実施計画(案)に関する答申案のまとめを協議した。基本方針案に向けては▽極少人数を希望する子どもたちや新たな教育環境に不安を感じる子どもたちの説明を十分に行い、不安解消に努める▽子どもたちの通学方法について不安を取り除く方策を進める▽学校運営の費用対効果を考え、子どもたちへのより充実した教育環境整備を今後も進める―などを考慮。適正規模に5年後の令和12年度を見据えて再編成することを明記し▽町内小学校1校程度、中学校1校程度が望ましい▽中学校も自由選択制とし、児童生徒数の経緯を見ながら当面継続する▽入学生を募集しない場合、在校生は新たな学校を選択することができる―などを盛り込んだ。
委員からは「小1程度、中1程度と〝程度〟と入れることで、今後もある程度、選択できるので良いのでは」と弾力性を評価する意見があった。

