熊野市金山小学校(池下浩人校長)の5年生34人は15日、有馬町池川にある株式会社「黒毛和牛の岡田」の牧場を見学。丹精込めて育てられている牛たちとふれあいながら、命をいただくことの大切さを学んだ。
同小では授業の一環として毎年5年生が牧場見学や講話を通じ、食と命について理解を深めている。この日、牧場では同社の西村茂之代表取締役社長が児童たちを出迎え「どういう風に牛を育てているのかを知ってほしい」と呼びかけた。
児童たちは西村社長や社員らから案内を受け、出荷を控えた大きな牛や成長過程の子牛などの厩舎を見学した。餌やりも体験させてもらい、興味津々。牛たちは人に懐いており、子どもたちの手をなめに来る場面もあった。牛の頭をなでた児童は「気持ちよかったのか、ずっとこっちについてきた」と笑顔を見せた。
西村社長は同牧場で育てられているブランド牛「美熊野牛」についても説明。黒毛和牛の雌牛を対象に、ストレスをかけない飼育を徹底していることや、一つの牧場で一貫して育てることで品質にばらつきが出にくい点などを紹介した。
22日には西村社長らが金山小学校を訪れ、同社の取り組みや食育をテーマにした講話を行う予定。児童たちは見学と講話を通じ、食卓に並ぶ一皿の背景にある命と仕事について学習を深める。

