熊野のため頑張りたい 三重県文化賞三石、えのもとさんが来訪

 三重県は1日、津市の県総合文化センター多目的ホールで、「第24回三重県文化賞授賞式」を行い、熊野市から学術分野で三石学さん(70)が文化功労賞、美術分野でえのもとひささん(43)が文化新人賞を受賞。一見勝之知事から表彰状が手渡された。

 文化賞は三重県の文化振興に貢献し、優れた活動や功績のある個人・団体を讃える顕彰制度。優れた活動や功績を広く県民に知ってもらい、より高い自己研鑽に努めてもらう目標となるよう設けているもの。

 三石さんは世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録や文献作成などにも尽力。今回「熊野古道及び熊野学の研究」活動が評価された。

 また、えのもとひささんは飛鳥町出身。2022年にアーティストが一定期間滞在するイベントを開催。文化新人賞は「オーストリアと熊野の芸術交流」が評価された。

 授賞式を終え、三石、えのもとさんがヨシクマ新聞社を訪れた。三石さんは「70歳の節目に、45年にわたる活動が評価されて大変ありがたい。同時に、これからもまだまだ熊野のために頑張らなきゃと思いました」と前を向いた。えのもとさんは「大変光栄で、不安を抱えながらやっていることに対して勇気をもらったし、今後の活動への励みになりました。地域の皆様のおかげです」と感謝していた。

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