『凪のあすから』10周年 花江さんら生アフレコ 記念イベントトークショーも大盛会

 熊野市が背景モデルとして登場する人気アニメ『凪のあすから』の放送開始10周年記念イベントが13日から、同市で始まった。14日には市民会館で先島光役を務めた声優の花江夏樹さん、伊佐木要役の坂良太さんらによるスペシャルトークショーがあり、約700人のファンらが生アフレコや制作秘話などを楽しんだ。

 『凪のあすから』は2013年10月から2014年3月まで放送されたテレビアニメ。御浜町出身で木本高校美術部OBの東地和生さんが美術監督を務め、新鹿海水浴場周辺やJR紀勢本線の波田須駅、波田須町の天女座などがモデルとして描かれている。

 2018年から「訪れてみたい日本のアニメの聖地88」に6年連続で選定。昨年9月に一般社団法人アニメツーリズム協会によるアニメ聖地88認定プレートと御朱印スタンプが贈呈されている。

 10周年記念イベントは熊野市観光協会とアニメツーリズム協会が実施。2月25日まで駅前の市観光案内所で記念展、熊野の宿「海ひかり」では限定コラボルームでの宿泊や食事、イラスト展の見学などを開催している。また、アニメの舞台となった場所を巡るデジタルスタンプラリーも用意。市観光協会や海ひかり、天女座で聖地マップを配布している。

 14日のスペシャルトークでは「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役などで知られる花江さんや、坂さん、篠原俊哉監督、シリーズ構成の岡田麿里さん、キャラクターデザインを手掛けた石井百合子さん、美術監督の東地さん、プロデューサーの充仁さんが登場。松澤千晶さんのMCでトークショーが進行した。

 「凪のあすから」で初の主役に抜擢された花江さんは「原点を思い出す『海』のような作品」と振り返った。熊野をモチーフとした背景について、岡田さんと東地さんが制作秘話を披露。東地さんが高校生の時に描いたギリシャをイメージした絵がきっかけになったという。東地さんは「空気感を取り入れたかった」と話した。制作現場は大変だったが、さんらは「ファンの皆さんの声に制作側のテンションが上っていくのを感じた」と懐かしんだ。

 花江、坂さんが名シーンを再現した生アフレコも披露され、ファンらが感激。トークショーの最後には10周年記念イラスト制作や「シオシシオの美術」制作、岡田さんによるドラマCD「新規脚本」書き下ろし決定の発表も行われ、会場が喜びに沸き返っていた。

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