アジの腹開きにも挑戦 木本小3.4年生が干物作り学ぶ

 熊野市木本小学校(川﨑奈保美校長)で2日、地元の特産品である干物作りを学ぶ授業が行われた。3、4年生が魚の捌き方や干物が出来るまでの工程を体験した。

 総合的な学習の授業として、地域の産業について学ぶことを目的に、木本町の水産加工業者「畑辰」の畑井宏彦さんを講師に毎年実施しているもの。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっており、今回は2学年で同時に行った。

 畑井さんは魚を開き、内蔵を取り除き冷水で洗い、塩水漬けにして乾燥させるといった干物作りの工程を説明。その後、児童たちは畑井さんの指導を受けながら、一人ひとりサンマとアジの腹開きに挑戦した。

 その後、畑井さんが持参したアジとサンマの干物を試食した。家庭科室のコンロで干物を焼き、良い香りの煙が立ち込めると児童たちは待ちきれない様子。焼き上がった干物にかぶりつき「すごく美味しい」と笑顔。故郷の伝統の干物の味を満喫していた。

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