ICへのバイパス道整備 紀宝熊野道路 地元説明会でルート示す

 国交省紀勢国道事務所などは御浜町で国道42号「紀宝熊野道路」の計画ルート現地説明会を行っている。10日夜は下市木地区の町健康福祉センターで開かれ、御浜IC(仮称)のアクセス道路として県が県道御浜紀和線を整備する計画が示された。

 ルート現地説明会は紀勢国道事務所と、説明内容に応じ県熊野建設事務所、御浜町建設課が連携し、8日の志原地区を皮切りに今月中に御浜町と紀宝町の計7会場で開催。10日は下市木地区の住民ら約50人が出席した。

 紀勢国道事務所、県熊野建設事務所の担当者らがそれぞれ事業について説明。それによると、紀宝熊野道路は平成31年に事業化された熊野市久生屋町から紀宝町神内を結ぶ15・6㌔の自動車専用道路。災害時の救助活動支援や救急医療活動支援、地域連携強化と観光・地域産業への寄与などの整備効果が期待される。開通すれば第2次救急医療機関の紀南病院から第3同の伊勢赤十字病院への所要時間98分が87分へと、11分の短縮が見込まれる。

 上市木、下市木地区のルートは志原~市木間をトンネル、市木川から新宮川の水田地帯を橋脚で整備。市木稲荷神社裏手から阿田和方面へは再びトンネルを計画している。今後の事業の流れは幅杭打設、事前測量、境界立会、物件調査を行っていく。時期はまだ明言できないが、幅杭などでの現地立ち入りに理解と協力が求められた。

 引き続き、県は紀南病院裏手に予定している御浜IC(仮称)へのアクセス道路として、2・2㌔の県道御浜紀和線を整備することを明らかにした。同線は町役場山手側の町道市木阿田和線と、きなん苑付近の町道広田奥地線を結ぶ形で計画している。今後、詳細設計のため測量、地質調査、道路設計を実施。道路事業用地を決定し、用地買収へと移る流れ。質疑応答ではアクセス道となる御浜紀和線も早期に整備を進めるよう求める声などが出ていた。

 また、8日に開催された志原地区の説明会では住民から用地に関係する向井地の宮への対応などを求める声が出た。御浜町や紀宝町が要望しているパーキングエリアについての質問もあり、紀勢国道事務所の担当者が「紀宝熊野道路は基本的に無料で走れる道路で考えています。現状では道の駅などで休息していただくことを想定していますが、ご要望を踏まえて検討していきたい」と答えていた。

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