有馬中が県大会制す 中学野球 来春の全国大会へ出場

 来春の全国大会につながる第14回全日本少年春季軟式野球大会三重県予選が5・6の両日、伊勢市と明和町で開催され、尾鷲・熊野地区代表の有馬中学校が見事優勝。全国大会出場を決めた。

 1回戦の多度中が棄権して不戦勝で勝ち上がった有馬は、2回戦で桔梗が丘中(伊賀地区)と対戦。山本竜摩君の力投などあって4―2で勝利し、準決勝では明和中(松阪・多気地区)を相手に平野空雅君の先制打と久保颯君、山本君の投手リレーなど2―0で勝ち決勝へコマを進めた。

 朝陽中(津地区)との対戦となった決勝では初回に1点を先制し、3回にも濱野侑大君の左前適時打で1点を追加。先発の嶋勇希君は5回に同点を許すも粘りの投球でそのまま最終回へもつれ込み、先頭の和田尚大君が四球を選ぶと続く中西伊吹君が犠打をしっかり決め、最後は濱野君のサヨナラ打で、見事3―2で優勝を果たした。

 有馬中は来年3月に静岡県で開催される全国大会への出場権を獲得。顧問の杉坂恒明教諭は「本当に生徒たちがよく頑張って戦ってくれて、12人全員の力でつかみ取った優勝です。これから三重県の代表として全国に出場する自覚と責任を持ち、学校生活も部活動も頑張ってもらいたい。お世話になっている方々に感謝を忘れず、1日1日を大切に取り組んでいきます」と選手たちをたたえた。メンバーは次の皆さん。

 ▼顧問=杉坂恒明▼選手=平野空雅、嶋勇希、濱野侑大、山本竜摩、久保颯、仲森恒太朗、田岡楓馬、濵口空大、和田尚大、中西伊吹、榎本聖也、中島大翔。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする