観光集客のアイテムに 鬼ヶ城センターに「ポケふた」 熊野の魅力連想するデザイン

 三重県と株式会社ポケモンとの連携協定による取り組みとして熊野市に寄贈されたポケモンマンホール蓋「ポケふた」が3日午後、木本町の鬼ヶ城センターへ設置された。

 ポケふたは平成30年12月に鹿児島県指宿市へ設置されたのを皮切りに、ポケモンの魅力と地域の魅力を知ってもらうことを目的として、1枚1枚オリジナルでデザイン。世界に1つのマンホールとして現在25都道府県へ253枚が寄贈され、ポケモンファンらがポケふた巡りを楽しんでいるという。

 三重県では昨年12月にポケモン社と「ポケモンローカルActs」の取り組みを活用し、県の活性化に包括連携協定を締結。ミジュマルがみえの応援ポケモンに選ばれた。県内の熊野市、四日市市、津市、伊勢市、鳥羽市、志摩市、伊賀市の7市に1枚ずつ寄贈され、熊野市に寄贈される「ポケふた」はミジュマルとヌイコグマが熊野の魅力を連想させるデザイン。「ポケふた」は今後、ゲームアプリ「Pokemon GO」のポケストップにもなるとのことで、集客にも期待が持たれている。

 鬼ヶ城センターでは熊野灘を望む遊歩道沿いに熊野市がコンクリートブロック舗装を整備。そこにポケふたが設置された。ポケふたは直径63・4㌢で重さ約45㌔。早速観光客が珍しそうにのぞき込んでいた。

 三重県雇用経済部観光局の西村菜那さんは「今後は県内で希望する市町にも順次設置していく予定です。より多くの人に三重県を周遊してもらうことで、魅力が伝われば」と話していた。

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