飛鳥や高岡で避難指示 台風6号史上4番目の早さで上陸

 台風6号(チャンミー)は3日午前4時半ごろ、和歌山県南部に上陸。和歌山、三重県南部を横断し、各地に大雨をもたらした。熊野市や御浜町、紀宝町では午前1時3分にレベル4土砂災害危険警報が発表された。熊野市飛鳥町や紀宝町高岡地区では河川氾濫のおそれが高まり、熊野市569世帯1022人、紀宝町94世帯155人にそれぞれ避難指示も発令された。三重県防災対策本部によると3日午前6時現在、県内で人的被害など大きな被害は確認されていない。

 気象庁の統計によると6月に台風が上陸するのは2021年6月19日の台風4号以来。気象庁統計(1951年以降)では、日本への台風上陸としては史上4番目の早さという。

 県内では熊野市が2日正午に、御浜町と紀宝町が午後3時にそれぞれ災害対策本部を設置。情報収集や早めの避難の呼びかけなどを行った。2日午後6時5分に県内29市町に暴風警報、同10時41分に熊野市、紀北町、紀宝町にレベル3大雨情報が発表された。

 県によると、降水量は3日午前6時までの24時間で、尾鷲市535・5㍉、御浜町387・0㍉。時間雨量としては3日午前1時から2時に尾鷲市で57・5㍉、御浜町で46・5㍉を観測した。熊野市ではピーク時で27世帯31人、尾鷲市25世帯39人、御浜町1世帯1人、紀宝町21世帯24人、紀北町9世帯11人が避難所などに避難した。

 交通面ではJR紀勢線が3日の始発から運行を見合わせた。複数の道路で雨量規制などによる通行止めが発生。海岸部の一般国道311号や、尾鷲市南浦から飛鳥町大又間の矢ノ川峠、飛鳥町から大泊間の佐田坂に加え、3日午前3時から午前9時ごろまでは雨量規制のため熊野尾鷲道路の尾鷲北IC~熊野大泊IC間も通行止めとなり、一時、尾鷲市と熊野市で寸断が生じた。

 熊野市木本町の西郷川や、有馬町の産田川、御浜町志原の志原川付近では道路が冠水。水田一面が湖のようになる光景となった。

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