それぞれの青春時代を懐古 美しい歌声で魅了 熊野プチフォークジャンボリー

 1960年代~70年代にかけて全盛期だったフォークソングを奏で、世代を超えて良さを味わってもらおうと「Kumano petite Folk Jamboree(熊野プチフォークジャンボリー)」が21日、井戸町の熊野市文化交流センターで初開催され、50~60代の愛好者4人と1グループが出演。フォークギターの音色と美しい歌声で魅了した。

 中高生時代からフォークを奏でてきた面々によるコンサート。出演を予定していた川畑源也さんが欠席となり、トップバッターを務めた大久保彰人さんは沢田研二の「勝手にしやがれ」でオープニングを飾り、「カサブランカ・ダンディ」「時の過ぎゆくままに」などの名曲を歌い上げて会場を盛り上げた。

 続いて佐藤卓哉、川﨑昭彦、土口聡さんでつくるSugarsはアリスの「冬の稲妻」や井上陽水・安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」をはじめ、かぐや姫や吉田拓郎らの楽曲で美しいハーモニーを披露。熊野市出身で愛知県から里帰りした山門将彦さんは「いちご白書をもう一度」や「なごり雪」「案山子」などでやさしい歌声を響かせた。

 さらに「熊野の千春」として活躍している下和田貞明さんは「恋」や「長い夜」に加え、オリジナルの楽曲も含めて歌声で魅了。ラストで登場した土口聡さんは高校時代に「Smile」としてともに活動し「いつかまた一緒に」と共演を約束しながら亡くなってしまった同級生が作った「七夕」、本人オリジナルの「おにいちゃん」などを披露し、フィナーレは出演者と来場者で「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌って締めくくった。

 詰めかけた聴衆は演奏や歌声はもちろん、出演者による楽曲にまつわる思い出などのトークも満喫し、自らの青春時代も懐古。会場では子ども食堂「熊野みんなの食堂」への募金活動も行われ、こちらも多くの協力が寄せられていた。

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