201人が母校巣立つ 木本、紀南高校で卒業式

 三重県立木本高校(松本徳一校長)と紀南高校(堀越英範校長)で1日、それぞれ卒業式が行われ、木本は普通科117人、総合学科37人の合計154人、紀南は普通科47人の両校合わせて201人が3年間、友情を育み、勉学やスポーツに励んできた母校に別れを告げた。

 木本高校では国歌、校歌斉唱に続き、松本校長が卒業生代表の青木琴音さん(普通科)と赤根咲良さん(総合学科)の2人に卒業証書を授与した。

 松本校長は「皆さんが入学した時には新型コロナウイルスのパンデミックが始まったばかりで、入学直後から前例のない長期の臨時休校に入った。例年通りのことが行えなかったり、形を変えざるを得なかったりしたことも多くありました。しかし、その苦労した経験が、これから何十年と続く皆さんの人生を生きていくための、まさに生きる力になっていると思います。何かうまくいかないことがあった時にもプラス思考で、夢と情熱をもって前向きなチャレンジ精神で、自分の人生を堂々と生き抜いてくれることを心から願い、前途に幸多からんことを祈念します」などと式辞を述べた。

 この後、来賓の谷川孝栄県議、河上敢二市長らを紹介。在校生代表の久保侑雅さんが送辞、卒業生代表の畠山綾乃さんが答辞を述べ、式を終えた。表彰を受けたのは次の皆さん。

 ▼産業教育振興中央会長賞=山本春樹

 ▼全国総合学科高等学校長協会賞=赤根咲良

 ▼全国商業高等学校長協会賞=三鬼青空

 ▼皆勤賞=石田葉七、白樫結衣、橋爪康太朗、伏野瑠奈、湊友紀、山下賢典、一海菜々美、榊原匠美、山口汐音、井口朋香、上村奏音、片岡柚葉、川島萌々日、竹内悠真、森倉あい、山下栞奈、赤根咲良、宮本莞汰。

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