児童が意欲的に学習 市教委の地域未来塾 リモートで学生が〝授業〟

 熊野市教育委員会による令和3年度地域未来塾の冬休み版が26日から28日まで、熊野市役所と各自宅を繋ぐオンライン方式で開かれ、小学校5年生が7人、6年生は3人が参加。国語と算数の学習に励んだ。

 冬休み中に学習時間を設定して児童たちの学習をサポートすることにより、子ども達の学習に対する意欲の喚起と、学力の向上へ向けたきっかけ作りにと実施しているもの。2時間を1セットとして、県教委作成のワークシート(国語、算数)を授業に近い形式で学習する。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から中止とし、今夏も中止となったが、今冬はインターネット端末で自宅と市教委をつなぎ、オンライン形式での実施に。ネット接続環境がない児童は、市役所会議室での実施となった。

 講師陣は、教職員志望者など地元出身の大学生ら6人が担当。児童たちは年齢が近い「お兄さん」や「お姉さん」を〝先生〟として、分からないところは積極的に質問するなど意欲的に学習し、講師陣も問題につまずいた児童には優しく丁寧に解答の導き方を教えていた。

 倉本勝也教育長は「年齢が近い学生に教えてもらうことは、親近感が沸き、学習効果も高まる。大学生にとっても得難い経験であり、これからも続けていきたい」とコメント。講師を務めた木本高校出身で三重大学工学部に在学中の中田啓太さん(20)は「Zoomではやり取りに間が空き、子どもたちの反応がみにくく、解けているのかどうかの確認もできないので、教えるのは難しかった。でも、子どもたちに勉強を教えるのは新鮮な体験で、楽しかったですよ」と話していた。

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