地域の観光情報を発信 地元企業がデジタル案内板 七里御浜ICに寄贈

 御浜町をはじめとする東紀州地域や新宮市、北山村、十津川村など周辺自治体13市町村の観光情報を掲示、案内し、訪れた旅行者に地域の魅力をPRすることを目的とした「観光情報デジタルサイネージ」(案内板)が11月30日、道の駅パーク七里御浜内「七里御浜TIC」に設置された。これは紀宝町鮒田にある有限会社日本商事(九鬼隆郎代表取締役)から創業45周年記念事業として寄贈されたもので、七里御浜海岸や熊野古道、熊野三山などの観光スポットから食事処、特産品や土産物、宿泊施設までを「見る、食べる、遊ぶ、お土産、泊まる」などをカテゴリー別にタッチパネルで案内。日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、イタリア語の計7ヵ国語に対応している。制作は株式会社ポス(堀哲也代表取締役)で日本環境土木株式会社(中平敦取締役専務)が協力した。

 寄贈式はこの日に行われ、デジタル案内板のお披露目が行われた。また、寄贈式に合わせて、新宮市の「株式会社R.Link Corporation」(椋野玲史代表取締役会長)から御浜町へ「町づくり寄附金」1千万円の寄附、同町出身の画家・宇城翔子さんの絵画の寄贈(後日紹介)も行われた。寄附金は町の福祉、子育て支援、教育などに活用される。

 九鬼代表取締役は「これから年末年始にかけて御浜町にも多くの方が訪れると思います。これを利用して地域のことを知ってもらえたら」と挨拶。椋野会長は寄附の経緯について、山地区などから事業への支援を受けたことに対する感謝を示すためのものであると説明し、「御浜町はもっとみかんで有名になってもらいたい」と激励した。

 大畑覚町長は「町の活性化に寄与する役割は大変大きなもの」と地域振興への協力に深い感謝を示した。

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