伝統芸能に興味と理解 有馬小で能のワークショップ

 熊野市の有馬小学校(蒸野孝文校長)で22日、3~6年生を対象とした、「能」についてのワークショップが開かれ、児童たちが日本の伝統芸能への理解を深めた。

 同校では今月27日、文化庁による「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業」の学校巡回公演を実施。京都府の能楽堂嘉祥閣が能「船弁慶」と狂言「柿山伏」を上演する予定となっており、それを前に能や狂言に親しんでもらおうとワークショップを行ったもの。

 はじめに観世流能楽師シテ方の井上裕之真さんが能について説明。衣装などについて解説した後「能は二百数十曲あり、大きく『神』『男』『女』『狂』『鬼』の5つに分けられる。能面は足元が見えにくいので、私たちは舞台から落ちないよう日頃の稽古で舞台の感覚を叩きこみます」などと語った。

 また、能面の1つである般若は「男性に裏切られた女性の悲しみと怒りが複雑に混じりあった表情なんです」と解説。「能面にはそれぞれに物語や意味がある。そうした知識を持っていないとその能面を使えない。将来、どういう能面かを調べてもらうと、より深く知ることができます」などと呼びかけた。

 その後、児童たちは指導を仰ぎながら船弁慶「謡(うたい)」と「舞」を体験。舞ではすり足をはじめ、「左右」などの型も教わりながら実践し、日本の伝統芸能への興味と理解を深めていた。

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