熊野市の飛鳥中学校(宮﨑浩伸校長)は26日、三重県埋蔵文化財センターの指導による弥生土器づくりを実施。全校生徒が弥生土器について理解を深めるとともに、土器の成型に取り組んだ。
宮﨑校長と同センターに縁があって実現したもの。はじめに同センターの若井啓奨さんが弥生土器について説明。弥生土器を知るための三大要素は▽器形(全体の形)▽文様(装飾)▽調整(表面の仕上げ)―であり、基本的な形は壺、甕(かめ)、高坏(たかつき)、器台(きだい)、鉢の5つに分類されることなどを解説し「熊野市では有馬町の津の森遺跡で弥生土器が発掘されています。ここで出土したのは、近畿と東海の特徴を併せ持つ『熊野型甕』と呼ばれ、火に当たりやすく調理が早い、厚手で丈夫などの特徴があります」などと紹介した。
その後、生徒たちは事前に自分たちで練った土を使い、土器づくりに挑戦。縄文・弥生土器はろくろを使わないことから、「粘土ひも」と呼ばれる棒状の粘土を数本作り、それを輪積みして均しながら成型していった。
成型した土器は乾燥させ、11月7日の文化祭で展示。その後12月頃の焼成を予定している。

