三重県立木本高校(福田英成校長)と紀南高校(同校長)で1日、それぞれ卒業式が行われ、木本は普通科98人、総合学36人の合計134人、紀南は普通科69人の両校合わせて203人が3年間、友情を育み、勉学やスポーツに励んできた母校に別れを告げた。
三重県立木本高校は1日、同校体育館で第78回卒業式を挙行した。普通科98人、総合学科36人の計134人が学び舎を巣立ち、新たな一歩を踏み出した。
式は国歌、校歌斉唱に続き、福田校長が卒業生代表の赤﨑麻衣さん(普通科)と赤阪大智さん(総合学科)に卒業証書を授与。厳かな雰囲気の中、卒業生一人ひとりの門出を祝った。
福田校長は式辞で「これからも常に自分の姿を見つめ直し、自己を高め成長させてほしい」と激励。人種差別撤廃運動の指導者キング牧師の「私には夢がある」で始まる演説に触れ、「私たちは恵まれた時代、恵まれた場所に生きているとも言える。そのことに感謝しながら、皆さんには未来を見つめ、自分なりの夢を持ち、全力で追いかけてほしい」とはなむけの言葉を送った。
来賓を代表し藤根正典県議と河上敢二市長が祝辞を述べ、在校生代表の榎本エマさんは「皆さんの明るく前向きな力は、どんな場所でも輝き続けるはず。受け取ったバトンを握りしめ、学校をさらに良いものにしていきます」と送辞を述べた。
これに対し、卒業生代表の和田凰佑さんが3年間の学校生活を振り返り、家族や教員への感謝を伝え答辞。「当たり前に用意されていた環境が、どれほど大きな愛情で支えられていたかを今になって実感しています。不安もあるが、ここで得た経験と仲間との時間は色あせない。『行ってきます』と前を向き、自分らしい一歩を踏み出したい」と力強く誓った。
最後に卒業歌を斉唱し、会場は温かな拍手に包まれた。晴れやかな表情の卒業生たちは、思い出の詰まった学び舎に別れを告げ、それぞれの未来へと歩み出した。表彰を受けたのは次の皆さん。
▼産業教育振興中央会長賞=南和凰
▼全国総合学科高等学校長協会賞=中咲人
▼全国商業高等学校長協会賞=赤根悠真
▼皆勤賞=濵野匠見、上村心音、三輪周、赤根悠真、南和凰

