熊野市磯崎町の古々路茶屋で15日、「第31回黒潮海童まつり」が開かれた。地域おこしグループ「黒潮海童」(大西拓代表)などでつくる黒潮海童まつり実行委員会(山本昌伸実行委員長)が主催。真夏のような日差しの下、訪れたグループらが交流を楽しんだ。
同まつりは磯崎町を舞台に毎年、人が集まる交流の場を提供している。開会にあたり山本実行委員長が多くの協力に感謝し「昨年は30周年を迎え、今年は晴天の元で新たなスタートとなりました。これからも地域に密着した楽しいイベントを続けたい。今日はゆっくり楽しんでください」と歓迎挨拶した。
会場では黒潮海童コーナーなどでめはり寿司や炊き込みご飯、おにぎり弁当、枝豆、カレーライス、フライドポテト、焼きそば、フランクフルト、鶏竜田揚げなどを良心的な値段で販売。来場者が名物の昆布寿司などを食べながら交流の輪を広げた。
ステージイベントは熊野鬼城太鼓の演奏でスタート。伝統の曲『魔見ヶ島(マブリカ)』に続き寄せ太鼓を行い、迫力ある音色がまつりの始まりを告げた。観客の子どもたちが太鼓に挑戦するシーンも見られた。
続いて紀州舞踊隊がソーラン踊りなど披露。旗手によるパフォーマンスも盛り上がった。ここで来賓を代表し河上敢二市長と谷川孝栄県議が祝辞。地域の絆を紡ぎ、元気を与えるイベントを続けているスタッフらにお礼を述べた。
この後も「nao♪*゜」さんによるピアノ弾き語り、HanaHanaのフラ、熊野の千春こと下和田貞明さんらの黒潮海童アコースティックLIVE、「ダンスチームM’s」のステージが繰り広げられた。最後は大西代表が謝辞。訪れた人たちは暑さも何のそのと催しを満喫しながら、大いに親睦を深めていた。