熊野市の姉妹都市であるイタリア・ソレント市から生徒6人と引率の教諭1人が来熊。6日は熊野市新鹿小中学校の児童生徒と交流し、市役所の河上敢二市長らを表敬訪問した。夜はバーベキューで親睦を深め、ホームステイで地元協力家庭と親睦を深めた。
今回訪問した生徒は、日本で中学1年生にあたるガランテ・ジネイブラ、カゾ・アウローラ、メラティ・ジャコモ、マニエロ・アリシア、ディ・プリスコ・キアラさん5人と高校生にあたるダリラ・コッポラさん。中学生は昨年12月のイタリア海外研修での熊野市児童のホームステイ受入先の子どもたち。高校生はコロナ禍のため当時、熊野市に来ることが出来ず、いずれも熊野の地で久々の再会となった。
ソレントの一行は5日夕方に熊野市に到着。市内のホテルで宿泊し、6日は朝から観光を楽しんだ後、新鹿中学校で学校体験を実施した。体育の授業ではドッヂボールなどで和気あいあい。早速打ち解けた新鹿とイタリアの生徒たちは昼休みにバレーボールも行い、盛り上がりを見せた。
午後からは新鹿小学校の児童も加わり全校でのレクリエーションが開かれた。ソレントの生徒からは『帰れソレントへ』の演奏や、伝統のダンスが披露された。引き続き「じゃんけんれっしゃ」などで楽しい時間を過ごした。
また、ソレント一行は午後4時に熊野市役所を訪問。河上市長と倉本教育長から歓迎を受けた。子どもたちは日本語で自己紹介をし、河上市長は「ようこそ熊野市へ。滞在中は日本とイタリアの違い、ソレントと熊野市の違いを経験することで、イタリアの良さを見直すことにもつながる。日本の良いところもたくさん見て、経験してください」と挨拶した。河上市長からお土産をもらい、生徒たちはお返しに手作りの陶器をプレゼント。その後は熊野市駅前特産品館を巡り、お土産などを品定めした。
夜は熊野市国際交流推進協議会により、少年自然の家でのバーベキューが催された。協力家庭でのホームステイで地元住民とも交流の輪を広げた。ソレント一行は7日に各協力家庭のおもてなしで熊野を満喫し、8日朝に熊野市を後にするという。