紀勢本線サイクルトレイン 自転車を相棒に旅 JR東海5、6月の土日に実証実験

 JR東海は5月に6日間、6月に4日間の計10日間、紀勢本線熊野市駅~新宮駅間の定期列車でサイクルトレイン運行の実証実験を行う。千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県の各太平洋岸沿いを走り、和歌山県和歌山市までの間は太平洋岸自転車道として整備が進められており、熊野地方では世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」近辺のモデルコースなども設けられている。サイクルトレインは自転車を活用した観光集客の一環として注目を集めている。

 サイクルトレインは自転車を解体せず、列車にそのまま持ち込むことができる。昨年12月6日に三重県熊野市から和歌山県新宮市にかけて実施されたグルメサイクリングイベント「紀南シーサイドヴェロフェスタ」にあわせ、JR東海では初となる専用臨時列車で実証実験が行われた。

 5、6月のサイクルトレイン運行実証実験の実施日時は5月が11、12、18、19、25、26日。6月は1、2、8、9日でいずれも土日の運行。紀勢本線熊野市駅~新宮駅の各駅間を対象に、上下線全ての普通列車(特急南紀号は対象外)でサイクルトレインを運行する。

 サイクルトレインは事前予約や運賃以外の追加料金不要で自転車の持ち込みが可能。車内に専用ラックやスペースはなく、自転車を持ち込まない乗客と同じスペースでの利用となる。

 JR東海では「ロードバイクや折りたたみタイプなど、軽量な自転車でのご利用をお願いします。ゴムバンド等の固定具をご持参ください。固定具がない方のご乗車はお断りする場合があります。また、ご利用人数に制限はありませんが、車内の混雑状況によってはご利用をお断りする場合があります」と呼びかけている。

 なお、JR西日本ではすでに和歌山から新宮まで、きのくに線サイクルトレインが利用できる。JR東海でもサイクルトレインが導入されれば、自転車を相棒に熊野古道近辺の自然豊かなコースで気軽にサイクリングを楽しめる環境整備が進むと期待されている。

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