後藤投手もピッチング披露 聖地「熊野」で猛特訓 ソフトボールキャンプ

 ソフトボールのメッカと言われる熊野市で3日から5日まで「2024熊野ソフトボールキャンプ」が開かれた。遠くは北海道はじめ全国各地からチーム、個人延べ約1200人が一流コーチ陣から技術を学び、レベルアップを図った。

 平成元年からスタートした新春恒例の合宿練習。以前はバッテリーキャンプとして投手中心だったが、近年は野手も含め「熊野ソフトボールキャンプ」として規模を拡大し行っている。

 コーチ陣は元男子日本代表監督の岡賢さん、ソフトボールアドバイザーを務める球界の名将・長澤宏行さんを顧問に、2021年東京オリンピック金メダリスト・トヨタレッドテリアーズの後藤希友投手ら第一線で活躍する選手や指導者ら約60人が名を連ねた。

 キャンプは市営陸上競技場やくまのスタジアム、健康運動広場など投手、捕手、内野手、外野手と各ポジションに分かれて基礎から発展応用まで国内トップクラスの指導者がみっちり指導。投手はボールの回転から変化球や投球術まで、野手は守備、打撃、走塁まで、年齢のカテゴリーやレベルに応じた指導がなされ、選手たちも熱心に取り組んでいた。

 4日にはピッチングのデモンストレーションがあり、小学生から社会人まで練習成果を発揮。コントロールや球種など、指導を受け改善したピッチングを見せた。

 また、後藤投手もデモンストレーションで世界一のピッチングを披露。圧巻の投球には参加者も驚きの声を上げ、憧れの眼差しとともに一流の技術を盗もうと真剣な表情でモーションを見つめていた。

 参加した中学生投手の一人は「熊野は驚くほど暖かく、すごい指導者の方々から教えて頂き、充実した練習が行えています。将来は日本代表を目指しているので、このキャンプで顔を覚えてほしい」と話していた。

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