地域の伝統を知ってもらう 御浜小6年生 「みはま音頭」の冊子制作 関係者へのインタビュー参考に

 御浜町に伝わる「みはま音頭」。伝統を知ってほしい、残したい、つなげたいという思いから、同町立御浜小学校の6年生34人は現在、「みはま音頭」のパンフレット制作に取り組んでいる。国語の『日本文化を発信しよう』、総合的な学習『みはま音頭を伝えよう』での取り組みで、制作は1月13日からスタートし、2月3日の完成を目指している。完成したパンフレットは学校の仲間たちに発表するほか、町内の施設に設置し、大勢に周知することも視野に入れている。

 パンフレット制作にあたって、児童は事前に地元新聞社の記者からインタビューのコツや写真撮影のポイントなどを学習。これを踏まえて町長、教育長、地元青年団、文化協会、阿田和民謡教室、作詞家の家族など「みはま音頭」に関わりのある人たちへのインタビューを実施。それをもとに冊子の構成や記事を構築していく。

 26日は役場を訪ね、大畑覚町長、本誠一教育長、志原地区青年団「思志會(ししかい)」の髙本晃良会長にインタビュー。伝統の踊りを後世に伝え続けていくことの大切さ、それに対するそれぞれの立場での取り組み方などを聞いた。そのうち髙本会長は「踊りは地区の文化」と説明。各地には「みはま音頭」をはじめ、長年継承されてきた踊りがあるとし、大人から子どもへ踊り継がれていくことで地区の文化が次の世代へ引き継がれていくと伝えた。

 なお、28日は学校に町文化協会、阿田和民謡教室、振付師、作詞した元片川小学校長の鈴木良典さんの子らを迎えてインタビューする。

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