約10年ぶり公式戦で“魁腕”披露 レジェンド復活に歓声 アームレスリング竹内さん(紀宝)が2階級で準優勝

 2017年の愛媛国体アームレスリングで両腕優勝を果たした「チーム魁腕」代表の竹内真哉さん(48歳、紀宝町神内)が、約10年ぶりに公式戦へ復帰した。12日に兵庫県明石市の明石市立西部市民会館で開かれた「第32回関西オープンアームレスリング選手権大会」に出場し、一般、マスターズの両部門で準優勝。長いブランクを感じさせないレジェンドの強さで会場を沸かせた。

 竹内さんは一般レフトハンド70㌔級以下とマスターズ・レフトハンド75㌔級以下の2部門に挑戦した。公式戦への出場は、国体で優勝して以来。現在営む「たけうち鍼灸接骨院」の開業準備などもあり、大会から遠ざかっていた。

 復帰を決意した背景には、サッカーに打ち込む2人の息子、恒祐君(鵜殿小5年)と悠晴君(同2年)の存在があった。「頑張る息子たちの励みになれば」とトレーニングを重ね、大舞台に戻ってきた。

 一般の部では準決勝で中国大会のチャンピオンと対戦。激戦を制したものの、この試合で腕を痛めた。大会は、2敗するまで競技を続けられるダブルイリミネーション方式で実施。竹内さんは決勝で1勝を挙げたが、その後、負傷を抱えて臨んだマスターズの決勝で腕を脱臼したため、両部門とも最終戦を棄権し準優勝となった。

 一般の部の最終戦で対戦予定だったのは、予選で竹内さんが破った相手だった。竹内さんは「相手もリベンジに燃えていたと思うので、最後まで試合ができず申し訳なかった」と振り返った。

 会場には妻と2人の息子も応援に駆け付け、試合中の大きな声援が力になったという。竹内さんは「国体で優勝した時は、小さかった恒祐に金メダルを渡すことができた。今回は2人の息子に1個ずつ渡したくて、一般とマスターズの2部門に挑戦した。応援してくれた家族の前で金メダルに届かなかったのは残念」と悔しさをにじませた。

 長期間、実戦から離れていたため、試合に向けたコンディション調整には苦労したという。それでも各地の強豪を次々に破り、2階級で決勝まで進出。全日本を制した往年の力に遜色のない戦いぶりで、レジェンドの復帰にふさわしい存在感を示した。

 竹内さんは「アームレスリングにはマスターズの上にグランドマスターズもあり、年齢を重ねても楽しめるスポーツ。今後もチャンスがあれば大会に出たい」と魅力を語る。自身が代表を務める「チーム魁腕」は、竹内さん宅のガレージで毎週火曜日午後8時30分から練習しており、男女や年齢を問わずメンバーを募集中。「興味のある人は気軽に参加してほしい」と呼びかけている。問い合わせは竹内さん(電話090・7022・5826)まで。

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