三重県内水面漁業協同組合連合会(渡邊典浩会長)主催の「三重県鮎友釣り選手権」が12日、熊野市飛鳥町の清流・大又川で開かれた。県内や遠方では大阪府や愛知県などをはじめ、初心者から腕自慢のベテランまで34人が参加。友釣りの腕を競いながら、大又川の豊かな自然とアユ釣りの魅力を満喫した。
大会は昨年に続いて大又川を会場に開催。大又川飛鳥五郷漁業協同組合(中本恵二代表理事組合長)の若手組合員が中心となって運営し、大会委員長は速水祐士さんが務めた。
開会式は上流部の久保オトリ店前で行われ、渡邊会長は「今年も地元の皆さんの協力と恵まれた河川環境から、大又川を会場に選ばせていただいた。清流の自然と大会を存分に楽しんでほしい」と挨拶。アユを生かした地域活性化にも期待を寄せた。来賓として熊野市農林水産課の乾義昭課長や大橋秀行市議会議長、地元の久保智市議も訪れ、選手を激励した。
競技では選手たちが巧みにオトリアユを操り、瀬や淵を攻めながら1匹1匹を釣り上げた。大会は午前8時から10時30分までの匹数を競い、一般の部は御浜町の産屋敷一宏さんが11匹を釣り上げ、念願の初優勝を飾った。2位は渡邊典浩さん(大紀町、8匹)、3位は茨木幸義さん(津市、7匹)。ビギナーの部は兼本裕子さん(伊賀市)が6匹で優勝。高山真さん(3匹、大紀町)、齋藤宏和さん(同)と続いた。
大会では、地元企業の宇城組や桂建設はじめ協賛による豪華賞品が用意され、飛び賞やブービー賞、じゃんけん大会も行われ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。また、急な体調不良に備えて看護師を本部に配置するなど、安全対策にも配慮した。大会終了後にはスペシャルゲストの谷口舞さんによる初心者向け友釣りスクールも開かれ、7人が実践を交えながら基本技術を学んだ。
速水大会委員長は「今後も大又川漁協では攻めて攻めて、皆様に喜ばれる川へ成れるように、努力と知恵を絞って活動していきます」と話し、参加者や協賛企業、スタッフへの感謝を述べた。清らかな流れの中で繰り広げられた大会は、競技だけでなく、大又川の豊かな自然とアユ釣り文化の魅力を広く伝える一日となった。

