御浜中男子3位で東海大会 地元勢優勝で全国大会へ 中学卓球御浜女子と矢渕男子

 全国大会への出場権を争う「2025年度ニッタク杯三重県中学校団体卓球大会兼三重県知事杯全国中学選抜卓球大会三重県予選会」が14日に日硝ハイウェーアリーナ(津市)で開かれ、御浜町立御浜中学校女子卓球部と紀宝町立矢渕中学校男子卓球部が見事優勝。来年3月28~29日に静岡県浜松市で行われる全国大会への出場権を手にした。

 3年生が引退して新チームの初陣となった大会には、男女ともに26校ずつが参戦した。御浜女子、矢渕男子はトーナメントを勝ち上がり、上位4校による決勝リーグ(総当たり戦)に進出。御浜中女子は厚生、久居東、嬉野を下し、男子は光陵、朝陽、御浜を破り、揃って全勝優勝で初陣を飾った。

 御浜中女子は平成30(2018)年以来7年ぶりの全国大会。チームを率いた谷口琴音主将は「どの学校も強く、みんなで協力して1位になれて良かった」と県大会を振り返り、全国に向けて「県大会より強い人たちばかりが相手。チームみんなで協力して第1ステージ(リーグ戦)を突破したい」と話した。

 矢渕中男子の谷口璃空主将は「強いチームがいることは分かっていたけど、優勝を目標にしていた。厳しい試合もあったけど、みんなで信じあって良い試合ができた」と振り返り、全国大会に向け「これからメリハリを付けた練習を続け、全国では最低1勝したい」と意気込みを語った 。

 また、御浜中男子は同大会で3位入賞。昨年、一昨年度と続いた優勝は途切れたが、3月28日に岐阜県多治見市で開かれる東海大会へのチケットを獲得。池上晴斗主将は「あと一歩のところで落とした試合もあり、プレイヤーの緊張をほぐしてあげられるような応援の仕方とか工夫する必要があると感じました。東海大会ではベスト4を目指したい」と意気込んだ。

 御浜中は月、火、木、金、土曜日が練習日で、水曜と日曜日は休みとなっているが、県内の中学校では県教育委員会からの通達によって部活動の時間に制限があるため、部員全員が地域のスポーツクラブ「御浜TC」に所属し、練習量を補っている。

 各チームのメンバーは次のみなさん。敬称略。

【御浜中女子】

 ▼2年=谷口琴音(キャプテン)、小倉かほ(副同)、芝鼻心寧

 ▼1年=佐々木心子、清水安珠、西田紗彩、東心春、間下花梨、湊百音、藪中響姫

【矢渕中男子】

 ▼2年=谷口璃空(キャプテン)、田中晴翔、入谷奏斗、大石平颯、木戸地蒼真、島田悠生、杉浦唯月、南野航士

【御浜中男子】

 ▼2年=池上晴斗(キャプテン)、堀泰雅(副同)、森澤蒼羽(同)、尾畑快音、松本陽真、森海翔

 ▼1年=赤﨑康志朗、伊藤優介、中雄輝、福田蓮、中尾健琉

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