熊野市も3回目接種開始 新型コロナワクチン 混乱なくスムーズに

 熊野市は2日から、新型コロナウイルスワクチン3回目接種の集団接種を開始。初日は井戸町の市保健福祉センターが会場となり、予約した90人が続々と訪れた。

 3回目接種は新型コロナワクチンの感染予防効果や高齢者の重症化予防効果が時間の経過に伴い徐々に低下するという報告があること等を踏まえ、感染拡大防止及び重症化予防の観点から実施するもの。市によると、すでに2回の接種を受けた市民に対し、その接種時期に応じて対象となる市民に接種券を発送する。現在は昨年5・6月に接種した人が対象となっており、今後は接種状況によって前倒しも検討するという。

 会場となった保健福祉センターでは、医師と看護師、市職員が配置され、被接種者は前回同様に受付、予約票確認、予診を経て接種。その後アナフィラキシーショック等の症状が出ないか15分程度経過観察を行い、体調に問題がないことを確認してから帰路に就いた。集団接種初日は大きな混乱もなく、概ねスムーズに進行していた。

 接種を受けた木本町の自営業男性(79)は「3度目接種を待ちに待ってました。現在流行しているオミクロン株は致死率が低いというが、やはり安心のためにはワクチンを打っておくべきかな。これで病院等へも安心して行けますね」と話していた。熊野市健康・長寿課の吉田裕栄課長は「対象となる市民の方々には順次接種券を送付いたしますので、接種を希望される方は、接種券が届きましたら速やかに接種予約をして頂ければ」と呼びかけた。

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