熊野市教育委員会の今年度「学びの広場熊野」が12日に開講した。11月20日まで計5回の講座を通じ、市の文化や歴史、健康づくりなどを学ぶ。
同講座は様々なことに挑戦することを目的にした生涯学習講座。今年度は19人が受講登録し、健康講座や社会見学、講演会などを行う予定。
12日は市文化交流センターで初回講座が行われた。はじめに倉本勝也教育長が「一人ひとりの主体的な学びをお手伝いできれば。この学びの広場が豊かな学びの場となるよう祈念します」と挨拶した。
初回は市教委社会教育課スポーツ推進係長の小久保敦史さんが講師を務め、ウォーキング講座が行われた。まずは軽く手足を動かして体をほぐした後、講座がスタートした。
小久保さんはフルマラソンやトレイルランなどにも参加している。自身の経験なども交え、受講者に運動が体や脳に与える良い影響、ケガをしない運動の方法を伝えた。
受講者の半数近くはウォーキングや何らかの運動を続けているという。講座を通じ、参加者は運動やスポーツが生活の充実感向上にもつながることへの理解を深めていた。
今後の学びの広場は折形講座、健康講座、社会見学「近隣街歩き」、講演会「地域の古文書」を予定している。