熊野市有馬小学校の昭和27年度卒業生による同級会が20・21の両日、紀和町のホテル瀞流荘などで開かれ、地元をはじめ千葉県や神奈川県、埼玉県、滋賀県、大阪府、兵庫県などから18人が元気に参加。21日には母校を訪れ、〝後輩たち〟と交流する光景も見られた。
世話人代行で千葉県在住の岡田拓也さんによると、同級会はこれまでも関西や関東など場所を変えながら開いてきたが、今回は地元でと和田至由さん、溝口博子さんが地元幹事となって開催。20日は瀞流荘で久々の再会と祝宴を楽しんだ。
同級会では校歌を合唱することが恒例となっているが、翌21日は校歌にもある「浅間の森」を訪問。校舎は変われど〝あの頃〟のまま残されている浅間の森を懐かしんだ。すると、校庭で行われていた運動会の練習を終えた児童たちが〝大先輩〟を歓迎。児童たちは寺本育史校長から一行が60数年前の卒業生であることを知らされると驚きの声を上げ、あちこちで児童と卒業生が会話を楽しみながら交流を深める光景が見られた。
その後、寺本校長が持参した同校の100年誌でかつての集合写真を見て、「これ私や」などと更に思い出を蘇らせた一行。岡田さんは「子どもたちが歓迎してくれたのが嬉しかったし、素晴らしい〝後輩〟たちと交流できて良かった。次は3年後、88歳の米寿に会えたらいいですね」と話していた。