221人が母校巣立つ 木本、紀南高校で卒業式

 三重県立木本高校(福田英成校長)と紀南高校(孝明校長)で1日、それぞれ卒業式が行われ、木本は普通科118人、総合学科40人の合計158人、紀南は63人の両校合わせて221人が3年間、友情を育み、勉学やスポーツに励んできた母校に別れを告げた。

 木本高校では国歌、校歌斉唱に続き、福田校長が卒業生代表の井奥彩乃さん(普通科)と井上祈さん(総合学科)の2人に卒業証書を授与した。

 福田校長は三重県出身の俳人・松尾芭蕉の「松の事は松に習え、竹の事は竹に習え」との言葉と、英会話日本一と呼ばれた松本亨博士の「英語で考える力をつける方法」を紹介し「何事もできれば実物に当たる、本物を見る、そして表面的な姿ではなく物事の本質をとらえることが大切。また、何事も少しでも効率よく、簡単に、楽に成果を挙げたり目標を達成できたりするよう工夫することはもちろんだが、もっとうまいやり方はないかと迷い、躊躇していると好機を逃す場合もあります。これから訪れる人生の様々な岐路において迷ったときには『実物に当たること』『本物に触れること』など、対象となる物事に真正面から取り組むことで、突破口を切り拓いてください」などと式辞を述べた。

 この後、来賓の谷川孝栄県議、河上敢二市長が祝辞。在校生代表の陰地涼太さんが送辞、卒業生代表の中島瑠哉さんが答辞を述べ、式を終えた。

 表彰を受けたのは次の皆さん。

 ▼産業教育振興中央会長賞=村川愛実

 ▼全国総合学科高等学校長協会賞=平嶋奏斗

 ▼全国商業高等学校長協会賞=濵口未羽

 ▼皆勤賞=谷慎之助、木村優斗、竹中日菜多、石橋海音、栗須陽基、芝芽衣、鈴木悠太、奥村萌杏、笹本琵也真、芝崎暖、下平絃生、林心羽、古田麻桜、植田晴道、小西瑛太、曽越祐志、仲森智史、西希彩、村川愛実。

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