千枚田水源の復旧優先に 一号箇所は秋頃完成目指す 熊野矢ノ川線狭あい箇所解消へ勉強会

 熊野建設事務所による熊野市紀和町の熊野矢ノ川線道路整備にかかる勉強会が16日、紀和総合支所で開催され、地元の沿線関係区長と丸山千枚田保存会の喜田俊生会長、扇谷智美市議ら約10人が出席。工事予定箇所の進捗状況や今後の予定等について説明を聞いた。

 風伝トンネル紀和町側から丸山千枚田、平谷地区へと続いていく同線は、幅員が狭くカーブが連続することから、長年にわたって地元から改良についての要望が出されていた。そこで早急な対策は難しいながらも丸山千枚田や赤木城跡への観光客が増加していることもあり、地元と相談しながら一部でも改良・拡幅できるよう昨年度から勉強会を開いているもの。今回は7回目の開催となった。

 開会にあたり同事務所道路課の松本一彦課長が「台風7号の被害や地質の関係などから、現場が遅れている状況。生活道路である道も何度か通行止めしており、お詫び申し上げたい」と挨拶。同課の濵口拓也主幹兼課長代理が丸山千枚田付近に完成した新たな駐車場と路側帯、木製ガードレール、案内看板も含めて進捗状況などについて説明した。

 説明ではまず、台風の影響で丸山千枚田の水源となる丸山川からの水路が現在、土砂で塞がれている状況であることから、この災害復旧工事を優先することが示された。熊野矢ノ川線改良については、国道311号入り口から約1・2㌔地点の1号箇所改良工事は年度内に契約予定。そこから丸山側の狭小区間である2号箇所・3号箇所については地質調査と工法の検討を終え、2号箇所は令和6年度、3号箇所は6年度以降に順次発注を予定している。松本課長は「1号箇所は秋頃の完成を目指して進め、2・3号箇所は1号箇所の進捗状況を見ながら進め、4号箇所も進捗を見ながら進めていきます」と説明。濵口課長代理は「道路状況から、複数の工事を同時に入れることが難しい」とし、順番に進めていくことへの理解を求めた。また、長尾板屋線で行われている防護柵工事についても説明がなされた。

 住民らからは工事に伴う通行止め規制の方法などについて要望が出され、赤木城跡の撮影スポット付近で見られる路上駐車対策、一部区間のガードレール改修などについても意見が出されていた。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする