令和6年秋開通へ機運高まる 悲願成就へ大きな一歩 熊野川河口大橋連結を祝う会

 紀宝町神内(起点)~新宮市あけぼの(終点)までをむすぶ「一般国道42号新宮紀宝道路」は、令和6年秋の開通に向けて整備が着々と進んでいる。そしてこのたび、熊野川河口部で道路の一部である「熊野川河口大橋」(821㍍)が連結した。これを祝う式典が9日、新宮市文化複合施設・丹鶴ホールで開かれた。紀宝町の西田健町長、新宮市の田岡実千年市長をはじめ、一見勝之三重県知事、岸本周平和歌山県知事、近隣市町村の首長、国、県などから関係者が出席し、防災・流通・地域振興などへの期待を寄せ早期開通へ機運を高めた。

 新宮紀宝道路は延長2・4㌔、幅員12㍍の自動車専用道路。輸送時間の短縮や緊急医療活動の支援、渋滞緩和による地域相互の振興と発展、台風等による土砂災害や南海トラフ地震等の地震災害時におけるネットワークを構築し、救命活動や地域振興支援を主な目的としている。熊野川河口大橋の周辺ではインターチェンジ改良工事、周辺地域の道路改良、アクセス道路設置、JR高架橋工などの関連工事が並行して進行。紀宝町と新宮市側の中間地点が接続すれば、待望の「命の道」「地域活性化の道」の開通に大きく前進する。

 式典で田岡市長が挨拶。「予想以上に早く夢の懸け橋がつながった」と地元住民の声が実った結果に頬を緩ませた。二階俊博衆議院議員は、紀伊半島一周の高速道路の開通という夢までもう少しだとし、「この道路を活用することによって地域が潤い、発展への足掛かりとなっていく」と期待を寄せた。また鈴木英敬衆議院議員は12年前、三重県知事時代に発生した紀伊半島大水害の惨状を思い起こすとともに、来年の熊野古道世界遺産登録20周年に言及し、開通する道路と合わせて地域活性化への未来を見据えた。

 式辞や祝辞、来賓の挨拶を経て、くす玉割りと西田町長による音頭で万歳三唱。最後に餅撒きを行って盛大に式典が締めくくられた。

  • URLをコピーしました!