楽器や歌が紡ぐメロディー 東京アーティスツ合奏団 御浜小を舞台にコンサート

 「東京アーティスツ合奏団」による子どもたちにクラシックの素晴らしさを伝えるコンサートが18日、御浜町立御浜小学校で開催。全校児童203人と保護者が鑑賞し、たくさんの楽器から紡がれるメロディーに酔いしれた。

 東京アーティスツ合奏団は1979年に結成され、全国の自治体や県教育委員会と提携し、年に140公演、通算2000回以上の演奏会を行っている。全国教職員互助団体協議会の推薦団体として、全国都道府県の互助会等の主催で小中学校を対象にした「子どものためのクラシックコンサート」を行っている。

 一般財団法人三重県公立学校職員互助会主催、東紀州地域5市町の教育委員会の後援で、子どもたちにクラシックの楽しさを味わってもらうプレゼントとして実施された。

 コンサートは2部構成で行われ、第1部は合奏『喜歌劇「こうもり」序曲』(シュトラウス)で開幕。ヴァイオリン、ヴィオラ、ハープなどの楽器を携えたメンバーが『星に願いを』『白鳥』『象』『ハンガリー舞曲第5番』といった曲を奏でた。

 第2部は「歌のおねえさん」としてCMやミュージカルなどで活躍する平川めぐみさんが登場。『自由への扉』(塔の上のラプンツェル)、『アンダー・ザ・シー』(リトルマーメイド)、『美女と野獣』などのディズニーメドレーをはじめ、『手のひらを太陽に』『赤とんぼ』『ドレミの歌』といった童謡を披露した。

 演奏や歌、楽器紹介を聞き、児童は古くから現代に伝わる音楽やたくさんの楽器に理解を深め、音が作り出す楽しい空間に包まれた。

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