新人4人も当選、女性議員3人に 和田氏が堂々トップ当選 熊野市議会議員選挙 新議員の顔ぶれ決まる

 任期満了(4月30日)に伴う熊野市議会議員選挙の投開票が24日に行われ、新議員12人の顔ぶれが決まった。当選者の内訳は現職8人、新人4人。党派別では無所属11人、公明1人。投票率は70・98%(前回76・59%)。

 今回の選挙戦はこれまでの定数14から2削減した12議席に対し、現職9、新人5人が立候補した。開票の結果、新人の和田泰史氏が1000票の大台を超える1121票を獲得しトップ当選。新人の扇谷智美、岩本有史、仮屋義雄氏も見事当選。現職の伊東裕将氏と新人の髙垣裕人氏は健闘及ばず、涙を呑んだ。

 当選した各候補者は支持者らと喜びを分かち合い、事務所は喜びの「万歳」で賑わった。当選者は共に「市民の声を行政に反映させたい」と決意を新たにしていた。

 あいにくの雨模様となったこの日、市内には42ヵ所の投票所が設けられた。午前7時の開場から続々と有権者が詰めかけ、意中の候補に1票を投じた。投票は午後7時(一部地域除く)で締め切られ、開票作業は午後8時から井戸小学校体育館で行われた。

 同体育館には各陣営の運動員ら大勢が詰めかけ、市職員らによる開票作業を食い入るように見つめた。黙々と作業をこなす職員らと打って変わって、建物の外では運動員らが携帯電話などを使い事務所との連絡に慌しさを見せた。

 第1回目の中間発表は午後9時に行われ、開票率14・29%で全候補が100票ずつで横並び。午後9時30分の第2回発表では開票率97・31%で大勢が判明。午後10時15分に結了した。各候補の得票数は表の通りで、小数点以下はあん分票。

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