12月から3回目開始へ 一見知事 ワクチン接種を推進

 三重県の一見勝之知事は4日、12月から県内で新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を始める方向で準備していることを明らかにした。

 県によると、今月中に国から計6万4350回分のファイザー社製ワクチンが届く見込み。12月と1月の3回目接種分として活用し、市町の体制が整えば12月1日からも接種が始まる。市町によっては今月中にも接種券の発送を開始する。

 3回目接種の対象は、早期に2回目接種を終えた人を優先。12月分は2回目接種から8ヵ月以上経った人向けで調整しており、12月1日時点での対象者は約4200人。来年1月31日時点での対象者数は約6万3千人。

 一見知事は4日に定例記者会見で、11月中に県内でワクチン接種を希望する人の2回接種が完了するとの見通しを示した。「接種から8ヵ月が経過すると抗体が減ってしまう」と述べ、3回目接種を呼びかけた。

 一方、10代のワクチン接種率が推定57%に留まっていることについて「全年代で接種していただくことが望ましい」と、若年層の接種率向上にも引き続き取り組む考えを示した。

 なお、県内では今月2日現在で県民の73・1%が2回目接種を終えている。12歳以上の接種率は80・19%。65歳以上は93・06%となっている。

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