住民の声を仮想空間に マイクラで新鹿の未来描く

 熊野市新鹿町の新鹿未来のまちづくり推進委員会と三重大学生物資源学部フードシステム学研究室は9日、新鹿公民館で「マイクラカップ2026」チャレンジ企画「新鹿の未来のまちをマイクラでつくろう!」を開いた。町内外から子どもや住民ら35人が参加し、人気ゲーム「マインクラフト」の仮想空間に未来の新鹿を描いた。

 同研究室が進める「マインクラフトを活用したデジタル教育活動」の一環で、今年3月に続いて2回目。マインクラフトは、ブロックを自由に組み合わせて建物やまちをつくることができるゲームで、創造力や課題解決力、協働する力などを育む教材として教育現場でも活用されている。

 この日は高校生以下を対象とした「マイクラカップ2026」のテーマ「みんなが輝く!β世代の未来のまち」に沿い、10年、20年先の地域の姿を子どもたちの視点から考えた。午前中はこれまでに制作した作品を紹介した後、子どもたちが町民から新鹿の「いいところ」「困りごと」「夢」などを聞き取った。

 午後からはその意見を基に、新鹿の子どもたちのチームと三重大学教育学部附属中学校の生徒らによる2チームが制作に挑戦。地元チームは災害時の避難所など防災につながるアイデアを盛り込み、三重大附属中のチームは新鹿の自然や地域性に着目し、ウミガメを紹介する仕掛けなどを形にした。

 参加者はパソコンを囲み、意見を出し合いながらブロックを積み上げ、思い描く未来のまちを制作。町民も子どもたちの作業を興味深そうに見守った。同研究室の内藤啓貴さんは「10年、20年先のまちづくりに向け、子どもたちならではのアイデアを膨らませてほしい」と期待。ゲームを通じて住民の思いと若い世代の発想を結び、新鹿の未来を考える一日となった。

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