熊野大花火大会の反省会が17日、熊野市井戸町の労働福祉会館で開かれ、市観光協会や市商工・観光スポーツ課、熊野署、市消防、JR、三重交通など各関係機関の代表者ら約30人が出席。来年以降の大会運営に向け、課題や問題点を話し合った。
はじめに大会本部長の河上敢二熊野市長が多くの協力に感謝を述べ「海風により花火が煙の中となった部分もあったが、熊野らしい素晴らしい花火になった。来年は客船が7隻に増えるとの話もあり、天候不順な状況が続かなければ観客は多いと思う。改善すべき点はあるので、忌憚のないご意見や提案を」と挨拶。市商工・観光スポーツ課が今年の熊野大花火大会の結果を報告した後、参加機関の反省点や問題点の意見交換が行われた。
最後は中平会長が「何事もなく成功裏に終わらせていただいた。当日は尾鷲や新宮、飛鳥も土砂降りの中、会場は小雨程度で途中からは雨も上がって良かった。来年もご協力を得て盛大に開催できますようお願いします」と謝辞を述べた。各機関の主な意見や、今年の花火大会実績は次の通り。
【関係機関の意見】
▼商工・観光スポーツ課=学生ボランティア181人、三重県職員21人、木本・熊野青藍生徒3人、協会関係13人がボランティアとして協力頂いた。協賛観覧席は浜席・堤防席・団体席・当日席とも完売し、獅子岩展望台カメラ席は20席の募集に対し155件の申し込みがあった。イベント民泊は5組16人が利用。駐車場は18ヵ所のうち11ヵ所が満車で、5ヵ所は使用不可だった。雑踏警備対策の見直しへ向け現地実査を実施。井戸小駐車場でごみステーションの実証運用も行った。
▼熊野署=大きな事件事故はなかった。交通関係を中心に110番が11件、交通事故8件、うち人身事故が1件。木本町地内、駅前の規制変更による大きな混乱はなかったが、花火終了後に七色峡線で危険な状況があった。近隣の駐車場貸し出しに対する対策が必要。木本トンネル大泊側では二輪車による違法駐車が多数あった。規制の見直しが必要。
▼国土交通省紀勢国道事務所=国道42号の渋滞は最大2㌔に抑えられた。交通量は午前から正午ごろの割合が増え、来訪時間前倒し広報の効果で分散化も見られた。夕方の42号の流れも良くなっている。ただ、紀北PAではお昼の交通集中によりトイレ待ちの渋滞ができたので、対策が必要。
▼尾鷲海上保安部=客船4隻を含む9隻の海上観覧船があったが、接近や接触は発生していない。
▼紀南地域活性化局=火災等なく安全に実施していただいた。来年以降も安全な実施を。
▼県熊野建設事務所=占用許可では桟敷席の設置許可は、個人分は桟敷保存会で一括して申請があった。桟敷の設置・撤去に関する騒音等の苦情はなかった。羽市木の海岸堤防上の露天商は対策が功を奏し今年は設置がなかった。
▼JR熊野市駅=各機関の協力に感謝。ローソン木本店前踏切付近の、交通整理をお願いしたい。
▼三重交通=シャトルバスは22両を確保。渋滞もなくスムーズに進んだ。
▼熊野市消防本部=消防団員は89人、消防職員は79人動員。花火関連の救急出動は5件で一般負傷3件。急病・交通事故各1人が利用し、1人を救護所へ搬送した。救護所から病院への救急搬送はなかった。消防団員の高齢化や団員数の減少などあり、スタッフの人員確保へご支援とご協力を。
▼熊野商工会議所=古道通り夜市は約1700人来訪。市内事業所を中心に18店舗が出店。売り上げも上々の成果だった。
▼花火おもてなしの集い=来場者が若干少なかったが、喜んでいただけた。成果や課題を今後に繋げたい。
▼記念通り商店街振興組合=39店が出店。売り上げは昨年比で約1割減だった。
▼木本町自治連合会=有料席に空き場所が多く、一般から疑問の声があった。整地方法で堤防の近くに砂利が多く、歩きにくいとの声もあった。
▼口有馬町内会連合会=有馬小学校の駐車方法に改善が必要。
▼羽市木町内会=露天商は無くなったが、駐車帯についても前日夕方から閉鎖を。トイレを設置していたが照明がなく不便そうだった。
▼熊野市環境対策課=花火翌日の海岸清掃にも多方面の協力をいただいた。平日開催とあってか全体的にはごみが少なかった。

