熊野市有馬中学校(伴充校長)は27日、井戸町内で行われている国道42号熊野道路の熊野第2トンネル(仮称、延長1307㍍)で工事見学会を実施。2年生58人が2班に分かれ、掘削が進むトンネル工事の説明を受けた。
熊野道路は熊野市大泊町と久生屋町を結ぶ延長6・7㌔の自動車専用道路。区間内に4本のトンネルが予定されており、木本~井戸町間の熊野第2トンネルは昨年3月に貫通し、現在は路面の土台となるインバード工事や排水溝、覆工など進めている。
工事現場を訪れた生徒たちに対し、はじめに発注者である国交省紀勢国道事務所の小倉武さんが事業について説明。小倉さんは熊野道路の特徴や概要について説明し「大人になった皆さんが道路を使えるよう整備を進めています。開通した道路は津波浸水の恐れがなく救急搬送時間の短縮や地域連携・流通の強化など様々な効果が期待されています」などと紹介した。
引き続き工事を受け持つ熊谷組の高橋望作業所長が工事について説明。高橋所長は、熊野道路が通るルートの地盤について説明した後、工事は掘削した部分にコンクリートを吹付け、無数のボルトを岩盤に打ち込み、トンネルの安定化を図りながら施工する「NATM工法」で実施していることなどを説明。安全や環境への対策も行っていることなどを語った。また、簡単な実験を交え、地質によって質量や硬さが異なる石の特徴なども示し、生徒たちの興味を引いた。
また、映像を使って削孔、装薬、発破、ずり出し、二次吹付、ロックボルト挿入など、現在行われているトンネル工事の一連の流れを説明。最後は生徒たちが番線を使った鉄筋の結び方も体験し、トンネル工事への理解を深めていた。

