長年熊野合宿を実施している岩手県の富士大学女子ソフトボール部が10日、熊野市営球場の整備作業に協力。森英寿監督と選手たちが練習や試合会場となる市営球場で、石拾いなどの作業に汗を流した。
同部の熊野合宿は2004年から続いており、合宿期間も例年1ヵ月余りに及ぶなど、熊野合宿来訪チームの中でも滞在期間は随一。岩手は現在も雪でグラウンドが使えず、土のグラウンドでの練習は貴重な機会とのことで、今年は22人の選手たちが温暖な地で強化に励んでいる。今後は14日まで合宿を行った後一旦岩手に戻り、19日からの熊野市長杯大学ソフトボール大会に合わせて再度熊野市入りするという。
毎年合宿中には七里御浜海岸の清掃を行ってきたが、近年は市に対して何かできることはないかと打診し、くまのスタジアムの清掃などを実施。今年は市営球場で水はけ改善を目的とした土の掘り起こし作業を行っており、その石拾いに取り組んだ。熊野市商工・観光スポーツ課によると、掘り起こしの際には広範囲で多くの石が出るため少人数の職員では作業が困難だったとのこと。多くの選手たちによる〝人海戦術〟の作業では石拾いもスピードアップ。土をふるいにかける作業にも笑顔で取り組み、トレーニングの要素も加えながら整備に汗を流していた。
森監督は「東日本大震災発生時に熊野市の皆様から頂いた人の温かみ、ご支援の数々は、今も忘れずに部員たちへ語り継いでおり、その際のご恩返しと毎年お世話になっていることへの感謝の気持ちで作業させていただきました。熊野の方々は普段も声をかけていただくなど本当に温かくてありがたい。今年も良い練習ができています」と話していた。

